税理士さっさんのブログ

税に関する豆知識や旬の税金ネタについて専門家の観点から自由に述べます。

起業は法人ですべき?個人ですべき?

こんにちは。

税理士のさっさんです。

 

去年の今頃は、勤めていた税理士事務所を退職して独立開業準備中でした。

 

今日は、「起業は法人ですべき?個人ですべき?」について書きます。

 

将来、独立して起業しよう!って考えておられる方、起業ってどうやって進めたらいいでしょうかね?

 

起業の仕方は大きく分けて2つ。

① 個人事業主として起業する。

② 法人を設立して起業する。

 

それぞれメリットとデメリットがあるんですけどね、

①の方が手続きが簡単です。

住んでいる所を所轄する税務署と県と市に「開業しました」って届出を出すだけです。

 

②はちょっと手続きが面倒かもしれません。

法務局に会社設立の申請をする必要があります。

この辺の仕事は司法書士さんとか行政書士さんの領域です。定款作って登記して・・・

設立費用は30万~50万円くらいかかると思います。

 

われらが税理士がお役に立てるのは、主に起業後です。

毎月の顧問契約を結んで、1月単位で打ち合わせを行い、決算期には税務申告書を作成します。

もちろん、起業前の相談にも乗りますけどね。

起業には「お金」がかかりますからね、自己資金が潤沢にあれば問題ないですけど、金融機関から開業資金の融資を受ける場合には「経営計画書」の作成を求められますから、その作成のお手伝いなんかもやっています。

 

個人事業主の決算期は12月ですけどね、法人は自由に選べます。公官庁が4月~3月にしている関係で3月決算の法人が多いですけどね。

 

で、タイトルに書いた本題についてです。

これは私の個人的見解も大きいと思いますが。。。

 

「まずは個人で起業、軌道に乗ったら法人へ」

 

王道っちゃ、王道ですけど笑。

 

「軌道に乗ったら」って金額的にはどのくらいでしょうかね?

個人的には所得が1000万円くらいになった時かな~って思っています。

このくらいになると所得税の金額がなかなか大きくなります。

 

ちなみに私は現在個人事業主です。

まだ開業1年目ですからね。

早く軌道に乗れるよう頑張ります。。